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【クラファン2025】歩み始めた決意の道のり

【クラファン2025】歩み始めた決意の道のり

前回お伝えしたように、経営的な難しさを抱えているつむぎのおうちですが、私たちがなにより大切にしているのは、安心安全な保育看護を守り、子育て支援を継続することです。

 

「必要な人に、必要な時に、必要な子育て支援を届ける」ためには、その子育て支援が地域社会に求められる形と規模でなくてはなりません。

つむぎのおうちでは、年間約1,400~1,500人の利用があり、稼働率は約60%という高い水準を維持しています。※全国平均は約39%(一般社団法人 全国病児保育協議会『病児保育研究第16号』より)

 

それでも、感染症流行時には予約が利用定員を超え、お断りせざるを得ないこともあります。

2023年度は327人、2024年度は168人ものご利用をお断りし、この地域に病児保育室が足りないことは明らかであり、地域の子育て支援が不足している状況です。

 

その状況を行政や地域の議員に訴え続けてきました。

病児保育の利用状況を報告し、署名活動をしたり、つむぎのおうちに見学に来ていただくなど、あらゆる方法を模索し、実践してきました。

ですが、まだ願いは叶わず。

現時点では委託施設(行政から補助金が出る施設)になる予定はありません。

 

しかし、困っている子育て家庭は「今」困っています。

「いつか解決する」のでは遅いのです。

 

病児保育室が足りない事実が、今ここにある。

 

それを解決するために吉岡医師が決断したのは、新越谷地域に小児科クリニックを開業し、新たな病児保育室を開室すること。

 

2025年9月に新越谷1丁目に「新越谷つむぎこどもクリニック」を開業しました。

そして越谷市から新越谷地域の病児保育室の公募があり、申請の末…、8月に委託決定!

病児保育室は来年4月に開室できることが決まりました。

しかし、次の課題は「人材確保」という大きな壁です。

 

保育業界は全国的な人材不足が叫ばれており、病児保育は処遇面の助成もなく、新しい保育士の増員やそれに伴う経営面の困難さは、通常の保育園以上のものになります。

 

4月から始まる新越谷の病児保育室は越谷市の委託病児保育室のため、定員受け入れ環境確保が運営条件です。

人員確保の状況によっては、つむぎのおうち(越谷レイクタウン)から新越谷の病児保育室へ保育士が異動せざるを得ません。

そうなった場合、一時的につむぎのおうちは定員を縮小する可能性があります。

運営が縮小になると、利用していただく機会を減らしてしまうことになる。

そんな状況で、クラファンを開催して良いのか。

 

今年はクラファン実施を見送るべきではないか…という考えも出ました。

 

何度も悩んだ結果、

「みんなでつくった場所だからこそ、この状況を知ってほしい」

「応援してくださる皆さんと、この街と病児保育の未来を考えたい」

そんな想いから、クラウドファンディングを実施することにしました。

たとえ一時的に縮小しても、皆さまからのご支援とクリニック収入からの補填で運営を継続し、こどもたちが安心安全に過ごせる場所と保育看護を届け続けます。

 

「つむぎのおうちなら安心。」と保護者さんに任せていただける場所。

「つむぎのおうちなら行きたい!」とお子さんに思ってもらえる場所。

病気の時でもお子さん一人一人が最善の一日を過ごせる場所を提供し続けます。

職員も学びを止めることはありません。

より良い保育と、より的確な看護のために、日々の保育看護を振り返り、話し合い、向上し続けます。

「今日も楽しかった!」と思える1日を過ごしてもらうために。

笑い声が響く保育室を守り続けます。

そして、これからも行政への働きかけを続け、「みんなでつくる」が越谷市にも認められるその日まで歩みを止めません。

 

険しい道のりなのは覚悟の上。

皆さまの応援があるからこそ、胸を張って前に進んでいくことができます。

 

「みんなでつくる病児保育室」を継続していくために。

どうぞご支援をよろしくお願いします!!

クラウドファンディングは10/31(金)23:00までの実施です。

シェア、拡散大歓迎です!

よろしくお願いいたします!!

みんなでつくる病児保育室 
つむぎのおうち